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Saturday 9 August 2014

A Voyage of Bun-you:/ 石川文洋を旅する




This is about the film called "A Voyage of Bun-you:" that I went to see this week at the seventh art theatre/第七藝術劇場 in Osaka.

It is a documentary film about photojournalist Bunyo Ishikawa who I mentioned in a previous post. He stayed in Vietnam for 4 years during the Vietnam war and has revisited the country to document and photograph how the people and places are changing and how the effects of the conflict are still felt in the country. This film also focused on Okinawa, his birthplace, where he has documented similar changes since returning from Vietnam.

Unfortunately the film is currently shown only in Japanese with no English subtitles.

今回は、今週大阪へ見に行った映画、”石川文洋を旅する”の感想です。
以前に写真展を訪れた際の投稿で少しだけ触れた、報道写真家である石川文洋さんのドキュメンタリー映画です。50年という歳月をかけて取材と撮影を繰り返したベトナムの地、そして生まれ故郷である沖縄への想いを交差させた作品です。

この映画は「生きていたい」と、心の底から本気で思ったことが、今までの人生で一度でもあるか?ということを問いかけてきます。

私たちには、日々の中で「◯◯をしたい」とか「△△になりたい」という欲望があって、それが物事を進める上での原動力になることもあれば、邪魔をすることもあります。成功を目指すから失敗もするし、希望を持つから失望が生まれます。
これらは全て、”生きている”という前提があってこそ体験できることなのだと再認識しました。嬉しいことはもちろん、悲しい、つらいという一見ネガティブな感情も生きているからこそ実感できるのだと思うと大切にしたい気持ちになります。

”生きたい”という思いは、”死”というものをリアルに体験した時に初めて切実に実感するものだと思います。石川文洋さんの場合は、それが”ベトナム戦争”であったのだと思います。

この先、そう遠くない将来には”戦争を知らない”世代だけの世の中になります。
そうなった時、命がけで写し撮った写真だけが、真実を次世代へと繋いでいくのではないかと思いました。


こちらの映画、大阪は十三にある第七藝術劇場にて今月22日まで公開中です。
ご興味のある方は、ぜひ!

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